女賊(読み)ニョゾク

デジタル大辞泉 「女賊」の意味・読み・例文・類語

にょ‐ぞく【女賊】

女の盗賊
仏語女性のこと。求道心が女色によって損なわれるところから、賊にたとえたもの。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「女賊」の意味・読み・例文・類語

にょ‐ぞく【女賊】

〘名〙
① 仏語。女のこと。女色によって、人の心身がそこなわれるところから、賊にたとえたもの。〔大智度論一四
② 女の盗賊。じょぞく。
江戸から東京へ(1921)〈矢田挿雲〉五「女賊(ニョゾク)正体は続いて江戸を騒がした或事件の為に明白になった」 〔魏志‐周宣伝〕

じょ‐ぞく ヂョ‥【女賊】

〘名〙 女の盗賊。にょぞく。
浅草(1931)〈サトウハチロー〉ボクの街「おやおやこれは男と女と二人だわい。女賊(ヂョゾク)とは近頃めづらしい」

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