好字(読み)コウジ

デジタル大辞泉 「好字」の意味・読み・例文・類語

こう‐じ〔カウ‐〕【好字】

よい意味をもった文字人名地名などにこのんで用いられる。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「好字」の意味・読み・例文・類語

こう‐じ カウ‥【好字】

〘名〙 よい意味を持った文字。縁起のよい文字。また、立派な文字。
続日本紀‐和銅六年(713)五月甲子「畿内七道諸国郡郷名着好字」 〔耶律楚材‐遊河中西園和王君玉韻詩〕

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普及版 字通 「好字」の読み・字形・画数・意味

【好字】こう(かう)じ

嘉字。〔蛍雪叢説、一〕江南の人、巧をす。故に其の小名多くは是れ好字なり。自高の心を見るに足る。江北の人、大體眞に任ず。故に其の小名、多く佳字に非ず。自貶(じへん)のを見るに足る。

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世界大百科事典(旧版)内の好字の言及

【地名】より

…現在はさまざまな漢字をあてられているアイヌ地名のほとんどは自然地名であり,アイヌの生活が自然と深くかかわっていたことを物語る。大阪の梅田は低湿地の埋田であり,江戸の吉原はヨシが生えていて葭原と呼ばれていた土地に好字をあてられた。自然災害の起こりやすい場所には災害地名ともいうべきものがある。…

※「好字」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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