如一(読み)にょいち

精選版 日本国語大辞典 「如一」の意味・読み・例文・類語

にょいち【如一】

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「如一」の解説

如一 じょいち

?-? 鎌倉時代平曲(平家琵琶(びわ))家。
一方(いちかた)流の祖。師は城一とも生仏(しょうぶつ)ともいわれ,また城一と同一人物説がある。門下覚一検校(けんぎょう)がいる。九州の人。また坂東住人とも。名は「にょいち」ともよむ。

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普及版 字通 「如一」の読み・字形・画数・意味

【如一】じよいつ

同じ。

字通「如」の項目を見る

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世界大百科事典(旧版)内の如一の言及

【平曲】より

…そこに行長と生仏という人材があらわれて,《平家物語》という一大唱導芸術がつくり出されたということは考えられる。 13世紀も後半になると,京都八坂の城玄(じようげん),筑紫出身の如一(じよいち)という名人が出,それぞれ八坂流(やさかりゆう),一方流(いちかたりゆう)を立てた。以後,八坂流はあまりふるわず,平曲は一方流を中心に伝承されていく。…

※「如一」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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