如無(読み)にょむ

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「如無」の解説

如無 にょむ

867-938 平安時代前期-中期の僧。
貞観(じょうがん)9年生まれ。藤原山蔭(やまかげ)の3男。法相(ほっそう)宗。元興(がんごう)寺の明詮(みょうせん)に入門。宇多(うだ)法皇の近侍僧となり,権(ごんの)律師をへて承平(じょうへい)元年大僧都(だいそうず)。公卿(くぎょう)の子弟僧綱(そうごう)に任じられたのは,元慶(がんぎょう)寺の遍昭(へんじょう)以後はじめて。天慶(てんぎょう)元年8月10日死去。72歳。京都出身。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android