妖麗(読み)ようれい

精選版 日本国語大辞典 「妖麗」の意味・読み・例文・類語

よう‐れい エウ‥【妖麗】

〘名〙 (形動) なまめかしく、あやしいまでに美しいこと。また、そのさま。
※鴨東四時雑詞(1816)「已過芳草碧波瀕、漸入六街妖麗春
※思ひ出す事など(1910‐11)〈夏目漱石〉二〇「読者心目を眩惑するに足る妖麗(エウレイ)な彼の叙述が」 〔陸機‐擬東城一何高詩〕

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デジタル大辞泉 「妖麗」の意味・読み・例文・類語

よう‐れい〔エウ‐〕【妖麗】

[名・形動]あやしいまでになまめかしく美しいこと。また、そのさま。「妖麗美女
[類語]身綺麗綺麗美しい美美びびしいきらやか鮮やか美麗華麗華美鮮麗流麗壮麗清麗優美美的麗しい見目好い見目麗しい端正端麗秀麗佳麗艶美艶麗あでやか豊麗妖美見好い小綺麗美妙典麗ビューティフルピトレスクピクチャレスクラブリービューティープリティー楚楚そそ清楚せいそ瀟洒しょうしゃあか抜けこざっぱり洒落しゃれ小洒落こじゃれスマートシックドレッシー純美玲瓏れいろう着映えきらびやか洒落しゃれ薄皮のけたよう

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普及版 字通 「妖麗」の読み・字形・画数・意味

【妖麗】よう(えう)れい

なまめかしく美しい。また、その女。晋・陸機〔擬古詩、十二首、東城一に何ぞ高きに擬す〕京洛、妖麗多し 玉顏、瓊(けいずい)に(ひと)し

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