妙教寺(読み)みょうきょうじ

精選版 日本国語大辞典 「妙教寺」の意味・読み・例文・類語

みょうきょう‐じ メウケウ‥【妙教寺】

岡山市高松稲荷にある最上稲荷教の総本山山号龍王山または稲荷山報恩創建と伝える。慶長六年(一六〇一)日円が再興。延暦年間(七八二‐八〇六)創建の龍宮山神宮寺を再興したもの。日本三大稲荷一つ。最上稲荷。

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デジタル大辞泉 「妙教寺」の意味・読み・例文・類語

みょうぎょう‐じ〔メウゲウ‐〕【妙教寺】

岡山市にある単立の寺。最上稲荷教の総本山。山号は、竜王山開創は延暦年間(782~806)と伝える。慶長6年(1601)日円が稲荷大明神を守護する寺として再興。

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日本歴史地名大系 「妙教寺」の解説

妙教寺
みようきようじ

[現在地名]熊本市稗田町

もとの出京できよう町口際の堀と接し、出京町の東側にあり、法輪山と号し、日蓮宗本尊釈迦如来。「国誌」によれば、もと京都本能ほんのう寺先住円妙院日勝の開基。天正一六年(一五八八)加藤清正入国の時、日勝が当国に来住し、慶長三年(一五九八)南段山みなみだにやま合志こうし(山本郡の誤りか)有泉ありずみ(現鹿本郡植木町)寺地を賜って寺を建立した。その後両地を一所に合せ、元和二年(一六一六)京町観音かんのん坂の下に移るが、承応元年(一六五二)寺内崖崩れにより、延宝五年(一六七七)宇土うと小路の南西に移建、再び崖崩れによって寺は土中に埋没した。

妙教寺
みようきようじ

[現在地名]一迫町柳目 高畑

柳目やなぎのめ北部高畑たかばたけにある日蓮正宗の寺。石柳山と号し、十界大曼荼羅を本尊とする。「封内風土記」によれば、駿州富士ふじ郡の大石たいせき(現静岡県富士宮市)末寺で、弘安一〇年(一二八七)日目の開山とされる。室町時代のものとされる山門・板碑、また弘治元年(一五五五)建立という祖師堂を残すが、また多数の中世曼荼羅を伝える。

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