姉小路家綱(読み)あねがこうじ いえつな

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「姉小路家綱」の解説

姉小路家綱 あねがこうじ-いえつな

?-1390 南北朝時代公卿(くぎょう)。
姉小路高基(たかもと)の長男嘉暦(かりゃく)3年(1328)ごろに生まれる。飛騨(ひだ)国司永和4=天授4年参議となる。従三位。明徳元=元中7年死去。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の姉小路家綱の言及

【姉小路氏】より

…飛驒国司家。世にいう三国司の一つ。藤原師尹の子済時が姉小路氏を称し,その裔が,鎌倉後期に飛驒に所職を有していたらしいが,家綱のとき,建武年中(1334‐38)に南朝のいう御料の一国である飛驒の国司に任ぜられたといい,南朝方として活躍し,1378年(天授4∥永和4)従三位参議に叙任された。家綱のあとの師言は,後亀山法皇還御の翌1417年(応永24),従三位参議に叙任され,ついで持言,勝言と継いだ。応仁・文明前後,勝言は吉城郡小島郷神通川以西の地頭職を有して小島城に拠り,之綱は小島向(小鷹利)を,昌家は古河郷を領し,小島,小鷹利,古河の3家が並立し互いに抗争した。…

※「姉小路家綱」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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