子めく(読み)こめく

精選版 日本国語大辞典 「子めく」の意味・読み・例文・類語

こ‐め・く【子めく】

〘自カ四〙 (「めく」は接尾語) 子どもらしく見える。子どもっぽく見える。おおようでおっとりしている。
※宇津保(970‐999頃)蔵開上「いと宿徳にものものしき物から、けだかくこめきて、御ぐしゆりかけたり」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「子めく」の意味・読み・例文・類語

こ‐め・く【子めく】

[動カ四]
子供っぽく見える。
きぬ脱ぎ掛けたるやうだい、ささやかにいみじう―・いたり」〈堤・花桜をる少将
おうようで邪念がない。
「御心ざまのおいらかに―・きて」〈・薄雲〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

青天の霹靂

《陸游「九月四日鶏未鳴起作」から。晴れ渡った空に突然起こる雷の意》急に起きる変動・大事件。また、突然うけた衝撃。[補説]「晴天の霹靂」と書くのは誤り。[類語]突発的・発作的・反射的・突然・ひょっこり・...

青天の霹靂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android