孑孑(読み)ケツケツ

デジタル大辞泉 「孑孑」の意味・読み・例文・類語

けつ‐けつ【××孑】

[名]ボウフラ別名
[形動タリ]
一人ぬきんでたさま。
孤立するさま。
小さいさま。こせこせしているさま。

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精選版 日本国語大辞典 「孑孑」の意味・読み・例文・類語

けつ‐けつ【孑孑】

[1] 〘形動タリ〙
① 孤立するさま。〔詩経‐鄘風・干旄
② 傑出するさま。
枕山詩鈔‐初編(1859)下・詠金魚「玉繊繊可掬、紅孑孑堪供」
③ 小さいさま。
※童子問(1707)中「仁義即中也。兼愛為我、失之過、非仁義煦煦孑孑、失之不及。亦非仁義
[2] 〘名〙 ぼうふら
※一年有半(1901)〈中江兆民〉附録「陸海軍は五月人形也。教育は孑々の生じたる溜り水也」 〔淮南子‐説林訓〕

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普及版 字通 「孑孑」の読み・字形・画数・意味

【孑孑】げつげつ・けつけつ

孤独のさま。小さなさま。唐・韓原道〕彼は煦煦(くく)を以て仁と爲し、孑孑を義と爲す。其の之れを小とするは、則ち宜(うべ)なり。

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