字鏡(読み)ジキョウ

デジタル大辞泉 「字鏡」の意味・読み・例文・類語

じきょう〔ジキヤウ〕【字鏡】

漢和字書。原形は3巻か。著者未詳。平安後期ごろに成立零本漢字部首によって配列し、漢字による反切・類音・字義などの注、片仮名万葉仮名による字音和訓の注などを記す。

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精選版 日本国語大辞典 「字鏡」の意味・読み・例文・類語

じきょう ジキャウ【字鏡】

漢和辞書。撰者・成立年時不明。平安後期頃の成立か。完本は現存しない。部首別に漢字を分類、配列して漢文で注を施し、万葉仮名、片仮名の訓を付けてある。「新撰字鏡」「類聚名義抄」等をうけたもので、後の「字鏡集」「倭玉篇」の資料となった。

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