学歴フィルター(読み)がくれきふぃるたー

知恵蔵mini 「学歴フィルター」の解説

学歴フィルター

就職活動において採用側が学生を卒業大学名により取捨選択する行為を表す言葉。採用側が好ましくないと思う大学を卒業した人が、「就職説明会などへの出席を断られる」「履歴書で落とされる」といった形で現れる。志望者の多い人気企業などで行われることが多い。背景には、優良大学の出身者は総じて優秀とみなされることや採用側の学閥の存在などが挙げられている。2015年6月には、学生個人が学歴フィルターが存在することの検証結果をTwitterに投稿、話題となった。ただし、採用側は学歴フィルターがあることを公表せず、信頼できる調査もされていないため、存在することは暗黙了解にとどまっている。

(2015-6-8)

出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android