学生非暴力連帯委員会(読み)がくせいひぼうりょくれんたいいいんかい

世界大百科事典(旧版)内の学生非暴力連帯委員会の言及

【公民権運動】より

…黒人や他の少数グループが,教育,雇用,住居,選挙,司法などの分野における人種差別に抗議し,白人と同等の権利の保障を要求するアメリカの運動。公民権運動がもっとも活発であったのは,1954年の合衆国最高裁判所の人種別学法違憲判決(ブラウン事件判決)から65年の投票権法の制定に至る期間である。この時期には,黒人と白人が参加した有力な運動団体(全米黒人地位向上協会(NAACP),全国都市同盟(NUL),南部キリスト教指導者会議(SCLC),人種平等会議(CORE),学生非暴力調整委員会(SNCC)など)が中心になって,南部における人種隔離制度,差別慣行を打ち破るために非暴力・直接行動が繰り広げられた。…

【黒人問題】より

… しかし,北部や西部の大都市スラム街に住む黒人は名目だけの平等に不満を高め,また,キング牧師らの非暴力主義に反抗して実力行動に訴える者も多くなり,64年から68年まで〈長い暑い夏Long and Hot Summer〉と呼ばれる黒人暴動が頻発した。人種平等会議(CORE),学生非暴力連帯委員会(SNCC)などはしだいに過激な態度をとった。SNCCは66年〈ブラック・パワー〉をスローガンに掲げ,もはや白人活動家の役割は終わったとし,黒人だけの運動を提唱,さらにアメリカ帝国主義を究極の敵としてベトナム反戦運動への積極的参加を決定する。…

※「学生非暴力連帯委員会」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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