学級文庫(読み)ガッキュウブンコ(英語表記)classroom library

デジタル大辞泉 「学級文庫」の意味・読み・例文・類語

がっきゅう‐ぶんこ〔ガクキフ‐〕【学級文庫】

児童生徒が利用するために、学級内に備えられた本。

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精選版 日本国語大辞典 「学級文庫」の意味・読み・例文・類語

がっきゅう‐ぶんこ ガクキフ‥【学級文庫】

〘名〙 小・中・高等学校で、学級に設けられた図書施設。

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図書館情報学用語辞典 第5版 「学級文庫」の解説

学級文庫

学校,主として小学校の各教室に設けられるコレクション.児童生徒や教師などの図書の持ち寄りや学級費などによる図書購入などから発生した文庫であるが,公共図書館や学校図書館からの団体貸出によって資料がそろえられることが多くなり,現在は学校図書館の分館として機能する傾向がある.特に小学校低学年には図書館利用の導入として意義がある.運営は,担任教師指導もとに児童生徒の自主的活動に任せられる.

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世界大百科事典(旧版)内の学級文庫の言及

【学校図書館】より

…詰込教育に反対し,子どもの自発的学習を主張したJ.デューイらの新教育の思想がこれに大きくあずかっている。戦前日本の国定教科書中心の教育,一斉授業では,図書館の必要はあまりなかったが,自発的学習・自学の重要性が強調された大正自由教育の時代に図書室や学級文庫の設置が始まった。戦後,アメリカ教育使節団の勧告に基づき学校図書館設置の気運が高まり,学校教育法施行規則で学校に図書館または図書室を設置することが規定された。…

※「学級文庫」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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