宅磨派・宅間派・託磨派(読み)たくまは

精選版 日本国語大辞典 「宅磨派・宅間派・託磨派」の意味・読み・例文・類語

たくま‐は【宅磨派・宅間派・託磨派】

〘名〙 日本画一派宅磨為遠(ためとお)を祖とするもので、為遠の長男勝賀を祖とする京都絵仏師の系統と、三男の為久を祖とする鎌倉の俗人絵師の系統とに大別され、鎌倉時代に両地方を中心として活躍した。その画風は、仏画伝統に基づきながらも、新しい宋画様式を導入して鎌倉時代仏画に新風を吹きこんだ。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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