出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
愛知県中部の市。1952年市制。人口17万8691(2010)。矢作(やはぎ)川北西岸の洪積台地(碧海(へきかい)台地)の中央に位置する。安城ヶ原と呼ばれた不毛の台地であったが,1880年明治用水開削によって水田化が進み,次いで91年台地の中央に東海道本線安城駅が設置された(なお同駅の西方には東海道新幹線三河安城駅がある)。やがて知立(ちりゆう)町から郡役所や郡警察署が移転してきて碧海郡の中心に成長した。碧海農業は米麦二毛作に養鶏,畜産を配する多角的農業経営と産業組合による共同販売によって発展し,安城一帯は大正末ごろから〈日本のデンマーク〉として知られるようになり,同時に農林学校,農事試験場など農業指導機関が置かれ農都としての性格を強めた。工業では第2次世界大戦前からの製糸,紡績などの繊維工業にかわって,戦後名古屋,東京から進出した自動車などの輸送機械や金属工業が優位にたった。近年これら工業化の影響で農家の兼業化が急速に進みつつある。名古屋鉄道西尾線が通じる。
執筆者:井関 弘太郎
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...
4/12 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
4/12 デジタル大辞泉を更新
4/12 デジタル大辞泉プラスを更新
3/11 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
2/13 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新