安定成長(読み)アンテイセイチョウ

デジタル大辞泉 「安定成長」の意味・読み・例文・類語

あんてい‐せいちょう〔‐セイチヤウ〕【安定成長】

超過需要によるインフレーションを引き起こしたり、輸入急増による国際収支赤字を生じたりすることなく、しかも可能なかぎりの高い経済成長

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「安定成長」の意味・読み・例文・類語

あんてい‐せいちょう ‥セイチャウ【安定成長】

〘名〙 一国経済が、対内的にはインフレデフレを起こさず、対外的には国際収支の赤字を生まないで、着実に国民所得増加を続けること。

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世界大百科事典(旧版)内の安定成長の言及

【経済白書】より

…1ドル=360円レートが非現実的な為替レートであることを指摘しようとした1971年度白書が,副題を〈内外均衡達成の道〉としたのは為替レートの弾力化が重要になったことを示しているのである。円切上げの遅れと第1次石油危機の重なりのため生じた狂乱物価の後は,副題に〈安定軌道〉(1975年度白書),〈安定成長〉(1977年度白書)という言葉が登場するようになる。それとともに〈先進国日本の試練と課題〉(1980年度白書)が重要になってきている。…

※「安定成長」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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