安川加寿子(読み)やすかわ かずこ

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「安川加寿子」の解説

安川加寿子 やすかわ-かずこ

1922-1996 昭和-平成時代のピアニスト
大正11年2月24日生まれ。安川定男の妻。父が外交官のため1歳のとき渡仏。パリ国立音楽院レビ師事。昭和13年パリでデビュー。14年帰国。ドビュッシー,ラベルのピアノ曲を日本で初演するなどフランス近代音楽を紹介。21年から東京音楽学校(現東京芸大)で後進指導にあたる。50年芸術院賞。51年芸術院会員。平成6年文化功労者。平成8年7月12日死去。74歳。兵庫県出身。旧姓草間

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百科事典マイペディア 「安川加寿子」の意味・わかりやすい解説

安川加寿子【やすかわかずこ】

ピアノ奏者,音楽教師。兵庫生れ。パリ音楽院でピアノ奏者ラザール・レビ〔1882-1964〕に学び,ヨーロッパ各地で演奏。1939年に帰国,以後はフランスの近代ピアノ音楽を日本に広く紹介するとともにフランス系の教育メソッドを導入。1946年より東京音楽学校(東京芸術大学)で教え,多くの後進を育てた。

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