宗養(読み)そうよう

精選版 日本国語大辞典 「宗養」の意味・読み・例文・類語

そうよう ソウヤウ【宗養】

室町末期の連歌師宗牧の子。号ははじめ無為斎、のち半松斎。素直で細かな句風里村紹巴(じょうは)と並び称された。著に「天水抄」「宗養言塵伝集」「宗養発句付句」など。大永六~永祿六年(一五二六‐六三

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「宗養」の意味・わかりやすい解説

宗養
そうよう

[生]大永6(1526)
[没]永禄6(1563).11.18.
室町時代の連歌作者。宗牧の子。別号,半松斎。 20歳頃父に死別後,昌休らに助けられ,若くして連歌作者として名があった。主著『連歌秘袖抄』 (1555) ,『天水抄』 (61?,昌休と共著) ,『三巻抄』『明鏡秘集』など。

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デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「宗養」の解説

宗養 そうよう

谷宗養(たに-そうよう)

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世界大百科事典(旧版)内の宗養の言及

【宗牧】より

…近衛家に出入りし,朝倉氏や今川氏ら戦国大名と交わった。晩年,息宗養(そうよう)を伴い関東に下向し《東国紀行》を著したが,途中下野国佐野で客死した。享年80歳とする説があるが疑わしい。…

※「宗養」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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