官民調和(読み)かんみんちょうわ

世界大百科事典(旧版)内の官民調和の言及

【福沢諭吉】より

…この間,《文明論之概略》執筆のころから,国際環境における権力政治の重圧と読書思索を通じて日本の近代化についての彼の構想は徐々に変化していった。その帰結を示すのが,〈内安外競〉〈脱亜入欧〉〈官民調和〉という一連のスローガンである。《学問のすゝめ》に示された思想構造と違って,国際関係についての見方と国内政治についての見方が分裂し,前者が優先する傾向がこれ以降の彼の思想構造の中にしだいに強まっていく。…

※「官民調和」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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