官舎(読み)かんしゃ

精選版 日本国語大辞典 「官舎」の意味・読み・例文・類語

かん‐しゃ クヮン‥【官舎】

〘名〙
役所。また、その建物官衙(かんが)
※続日本紀‐天平一六年(744)五月庚戌「八代天草、葦北三郡官舎」 〔漢書‐何竝伝〕
官吏職員住居にあてるために、政府地方庁などが設けた住宅公務員宿舎官宅官邸
太政官布告第一二〇号‐明治七年(1874)一一月七日「此地に在る官舎を貸渡す時は」 〔欧陽脩‐滝岡阡表〕

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デジタル大辞泉 「官舎」の意味・読み・例文・類語

かん‐しゃ〔クワン‐〕【官舎】

国や自治体が建てた公務員の宿舎。公務員住宅。
役所。役所の建物。
「小さき僧、阿清を引きて―の外に出でて」〈今昔・一七・一八〉
[類語]官邸公邸公舎宿舎寄宿舎社宅飯場学寮下宿

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普及版 字通 「官舎」の読み・字形・画数・意味

【官舎】かん(くわん)しや

官吏の宅。〔漢書、盧綰伝〕陳~常(かつ)て趙にす。客の之れに隨ふ千餘乘、邯鄲の官舍皆滿つ。、客を待つ以、布衣はりの如し。皆客下に出づ。

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