定者（読み）じょうじゃ

精選版 日本国語大辞典

じょう‐じゃ ヂャウ‥【定者】

〘名〙 仏語。法会のとき、行道の行列の先頭に立ち、香炉を持って進む役。定者沙彌ともいう。じょうざ。

※法成寺金堂供養記（1022）「次定者沙彌二口。従_二東西橋_一登_二舞台_一礼仏」

※今昔（1120頃か）一二「二百余人の請僧〈略〉定者二人を先として二行に列せり」

じょう‐ざ ヂャウ‥【定者】

〘名〙 (「ざ」は「じゃ」の直音表記) ＝じょうじゃ（定者）

※能因本枕（１０Ｃ終）三「あやしくをどりてありく者どもの、装束きたてつれば、いみじくちゃうさといふ法師などのやうにねりさまよふ」

出典　精選版 日本国語大辞典

デジタル大辞泉

じょう‐じゃ〔ヂヤウ‐〕【定者】

大法会だいほうえの行道ぎょうどうのとき、香炉を持って前を行く役僧。じょうざ。

出典　小学館