じょう‐がく ヂャウ‥【定額】
〘名〙
※続日本紀‐養老五年(721)六月乙酉「又除二定額一外、内外文武散位、六位以下及勲位」
※
大鏡(12C前)二「
浄蔵定額を御祈の師にておはす」
※広隆寺文書‐貞観一五年(873)広隆寺資財帳「五畿内七道諸国定額諸寺資財等帳」
[
補注]「
色葉字類抄」は前田本では「定額 チャウキャク」とあるが、黒川本ではさらに「ヂャウガク」のよみが加えられている。
てい‐がく【定額】
〘名〙 一定の
数量。特に
金額についていう。定められた金額。じょうがく。
※
随筆・折たく柴の記(1716頃)下「
唐船の数定りぬれば、定額の外に来れる船をば積戻しといひて、
交易の事をゆるさず」
※
東京日日新聞‐明治一四年(1881)一一月一四日「来十五年度諸官省の定額
(テイガク)予算は来る十二月五日迄に取調べ」 〔
五代史‐劉審交伝〕
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
デジタル大辞泉
「定額」の意味・読み・例文・類語
じょう‐がく〔ヂヤウ‐〕【定額】
1 きまった額。ある一定の数。ていがく。
「唐船の数定まりぬれば、―の外に来たれる船をば積み戻しといひて」〈折たく柴の記・下〉
2 「定額僧」に同じ。
「浄蔵―を御祈の師にておはす」〈大鏡・良相〉
てい‐がく【定額】
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