宜しく(読み)ヨロシク

デジタル大辞泉 「宜しく」の意味・読み・例文・類語

よろしく【宜しく】

[副]《形容詞「よろしい」の連用形から》
ちょうどよいぐあいに。程よく。適当に。「宜しく取り計らってくれ」「今ごろあの二人は宜しくやってるよ」
人に好意を示したり、何かを頼んだりするときに添える語。「宜しく御指導下さい」「宜しくお願いいたします」
「よろしくお伝えください」の意で、別の人への好意を伝えてもらうときに用いる語。「お父さん宜しく
《「宜」の漢文訓読語から》(「よろしく…べし」の形で)当然。ぜひとも。「宜しく一層の勉学に励むべし」
上の内容を受けて、いかにもそれらしく、の意を表す。「喜劇俳優宜しくおどけてみせる」
[補説]「宜敷」と当てて書くこともある。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android