実弾(読み)ジツダン

デジタル大辞泉 「実弾」の意味・読み・例文・類語

じつ‐だん【実弾】

本物弾丸実包。「実弾射撃」
他人を買収するために使う現金。「選挙戦実弾をばらまく」
[類語](1銃弾弾丸鉄砲玉砲弾砲丸散弾凶弾流れ弾/(2賄賂まいない袖の下裏金鼻薬リベートコミッション贈賄収賄

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「実弾」の意味・読み・例文・類語

じつ‐だん【実弾】

〘名〙
① ほんものの弾丸。また、銃砲にこめられた弾丸。⇔空弾
※近世紀聞(1875‐81)〈染崎延房〉一一「十八斤又は四十八斤の大砲へ実弾(ジツダン)或は発裂丸を込替々々放ち掛たる」
② (威力があるところから) 選挙などの際、買収するために使う現金。〔現代新語辞典(1919)〕
③ 取引市場で、受け渡しをするための株式や米や現金などの現物。〔取引所用語字彙(1917)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android