宮代町(読み)みやしろまち

日本歴史地名大系 「宮代町」の解説

宮代町
みやしろまち

面積:一五・九五平方キロ

南埼玉郡東部に位置し、都心から四〇キロ圏の位置にある。東は古利根川を境に北葛飾郡杉戸すぎと町、南は春日部市、西は白岡しらおか町、北は久喜市に接する。地形は台地低地に分けられ、台地には南部から逆井さかさい西原にしばらひがし西粂原にしくめはら・東粂原、国納こくのう須賀百間すかもんま道仏どうぶつなどがあり、低地に島状に分布している。標高はそれぞれ九―一〇メートル、南が高く北に傾斜しており、低地との比高は二―三メートル。低地は古利根川によってつくられた自然堤防の微高地と後背湿地に分けられる。後背湿地の標高は六―八メートルで、町の中央に近い姫宮ひめみや落川に沿う低地は近年まで湿地の様相を呈していた。町内の河渠東境を流下する古利根川のほか備前前びぜんまえ堀川・備前堀川、中央部を流れる笠原沼かさはらぬま用水、その支流中須なかす用水と百間用水などであり,これらはいずれも古利根川に流れ込む。東武鉄道伊勢崎線が北西の久喜市から南東春日部市に抜け、町内に和戸わど東武動物公園・姫宮の各駅がある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「宮代町」の意味・わかりやすい解説

宮代〔町〕
みやしろ

埼玉県中東部,古利根川右岸の沖積低地にある町。 1955年百間 (もんま) ,須賀 (すか) の2村が合体して町制。東武鉄道伊勢崎・日光線通り,南接する春日部市の都市化に伴い,住宅や中小工場の進出が目立っている。中部に東武動物公園がある。真言宗の西光 (さいこう) 院の本尊である阿弥陀三尊重要文化財。面積 15.95km2人口 3万4147(2020)。

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