宮崎郁雨(読み)みやざき いくう

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「宮崎郁雨」の解説

宮崎郁雨 みやざき-いくう

1885-1962 明治-昭和時代の歌人
明治18年4月5日生まれ。家は函館の味噌醤油(しょうゆ)醸造元。苜蓿(もくしゅく)社同人となり,明治40年北海道にきた石川啄木を知る。啄木の妻の妹と結婚し,物心両面から啄木を援助した。昭和37年3月29日死去。76歳。新潟県出身。函館商業卒。本名は大四郎。歌集に「郁雨歌集」,著作に「函館の砂」など。
格言など】唯一われ遺業となるならん啄木の墓を撫でてさびしむ(「郁雨歌集」)

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android