宮所(読み)みやどころ

精選版 日本国語大辞典 「宮所」の意味・読み・例文・類語

みや‐どころ【宮所】

〘名〙
皇居のある所。宮居(みやい)御所大宮所。みやち。
書紀(720)天武一三年三月(北野本訓)「天皇京師に巡行て宮地之地(ミヤトコロ)定む
神霊の鎮まる所。神が鎮座する所。
※続後撰(1251)神祇・五五三「松が根に浪こす浦の宮ところいつ住よしと跡をたれけん藤原実氏〉」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「宮所」の意味・読み・例文・類語

みや‐どころ【宮所/宮処】

皇居のある所。また、皇居。
「藤原の―にいでます」〈・五〇・左注
神の鎮座する所。
「松が根になみこす浦の―いつすみよしとあとをたれけん」〈続後撰・神祇〉

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