家族の日(読み)かぞくのひ

日本大百科全書(ニッポニカ) 「家族の日」の意味・わかりやすい解説

家族の日
かぞくのひ

11月の第3日曜日。内閣府家族地域のきずなの重要性について集中的によびかけるため、「家族の週間」(家族の日の前後各1週間)とともに制定し、2007年(平成19)より実施している。内閣府では、少子化対策について長期的な視点にたった社会の意識改革を行うため、「家族・地域のきずなを再生する国民運動」を展開しているが、家族の日・家族の週間の期間を中心としてこの運動を実施しており、関係省庁、地方公共団体民間の関係団体等と連携・協力し、講演会や各種のイベントなどを全国各地で開催している。

[編集部]

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知恵蔵 「家族の日」の解説

家族の日

戦後、「家庭の日」といえば、毎日農作業に追われる農村地区で、「過剰労働を防ぐため」農作業を全村一斉に休む日として設定されたものである。それが、サラリーマン社会になって、週に1日、2日の休日が当たり前になると、その存在は忘れられていた。しかし近年、出生率低下が政策課題となり、少子化の原因の一つに、家族団欒(だんらん)の機会が少なくなっていることが挙げられるとの意見もあった。政府は2007年から11月第3日曜日を「家族の日」と定め、家族の重要性について考えてもらうための日を設けた。前後各1週間を「家族の週間」とし、様々な行事が行われている。

(山田昌弘 東京学芸大学教授 / 2008年)

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デジタル大辞泉プラス 「家族の日」の解説

家族の日

11月第3日曜日。子育てを共に支え合う家族の素晴らしさ、家族を支える地域の力を社会全体で再認識する。

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