宿直人(読み)トノイビト

デジタル大辞泉 「宿直人」の意味・読み・例文・類語

とのい‐びと〔とのゐ‐〕【宿直人】

宮中で、宿直とのい1をする人。また、貴人邸宅夜番をする人。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「宿直人」の意味・読み・例文・類語

とのい‐びと とのゐ‥【宿直人】

〘名〙
① 貴人を警護するため宿直番にあたる人。
※宇津保(970‐999頃)国譲中「『とのゐ人などもささせてを』とて、殿へおはしぬ」
② 主人不在の屋敷を預り守る人。管理を託された人。転じて、身分の低い者。
源氏(1001‐14頃)東屋「とのゐ人も、門あけて、出づる音する」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android