富士川義之(読み)ふじかわ よしゆき

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「富士川義之」の解説

富士川義之 ふじかわ-よしゆき

1938- 昭和後期-平成時代の英文学者。
昭和13年9月13日生まれ。富士川英郎(ひでお)の子。都立大(現・首都大学東京)助教授などをへて,平成4年東大教授。のち駒沢大教授。19世紀末イギリスの唯美主義者ペイターの研究を中心に現代英米文学,幻想文学にも関心をひろげる。27年「ある文人学者の肖像 評伝富士川英郎」で読売文学賞評論・伝記賞。岡山県出身。東京教育大卒。著作に「風景の詩学」「ある唯美主義者の肖像」「英国の世紀末」,訳書ナボコフ「断頭台への招待」。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android