デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「富永清蔵」の解説 富永清蔵 とみなが-せいぞう 1873-1918 明治-大正時代の船長。明治6年生まれ。29年日本郵船にはいる。日露戦争では御用船船長として活躍。大正4年常陸丸(ひたちまる)船長となり,第一次大戦中の6年9月インド洋を航行中,ドイツ軍艦に攻撃され拿捕(だほ)される。11月日本人乗客・乗員は同軍艦にうつされ,常陸丸は爆沈される。7年ドイツ近海にいたり乗客・乗員の安全を確認し,同年2月7日入水。46歳。山口県出身。東京商船学校卒。旧姓は野村。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例