寒冷アレルギー(読み)かんれいあれるぎー(英語表記)cold allergy

知恵蔵mini 「寒冷アレルギー」の解説

寒冷アレルギー

体温より低いものに接することで起こるアレルギー一種冷気のほか、氷や雨、アイスクリームなど、冷たいものはすべて寒冷アレルギーを引き起こす原因となり得る。症状としては、皮膚が赤くなり鳥肌に似た腫れとかゆみが起こるじんましんが多く、この「寒冷じんましん」は同アレルギーによる疾患と位置づけられる。他に、鼻や喉などの調子が悪くなることもあり、ごく稀に、血圧低下呼吸困難などを伴うアナフィラキシー症状を起こし死亡することもある。治療には、抗ヒスタミン剤の内服や注射などの対症療法があるのみで、まずは冷たいものになるべく触れないことが重要となる。

(2014-6-23)

出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android