寒蛩(読み)カンキョウ

デジタル大辞泉 「寒蛩」の意味・読み・例文・類語

かん‐きょう【寒×蛩】

晩秋、ものさびしそうに鳴くコオロギ
「―籬下りかに鳴きて」〈蘆花自然と人生

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「寒蛩」の意味・読み・例文・類語

かん‐きょう【寒蛩】

〘名〙 秋の末にさびしげに鳴くこおろぎ。
※類聚句題抄(11C中)花菊感傲秋〈菅原庶幾〉「盈把折時寒蛬怨、泛盃吹処晩風涼」
※浮世草子・近代艷隠者(1686)二「寒蛩(カンギャウ)あはれを催し」 〔戴叔倫‐客夜与故人偶集詩〕

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