寡居(読み)かきょ

精選版 日本国語大辞典 「寡居」の意味・読み・例文・類語

か‐きょ クヮ‥【寡居】

〘名〙 結婚しないで、または配偶者を亡くして一人で暮らしていること。やもめぐらし。ひとり住み。
※続日本紀‐神護景雲二年(768)二月癸未「額田部蘇提売、寡居年久」
福翁百話(1897)〈福沢諭吉〉四七「老境に入らざる婦人の寡居(クヮキョ)するは」 〔漢書‐王吉伝〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「寡居」の意味・読み・例文・類語

か‐きょ〔クワ‐〕【寡居】

[名](スル)配偶者を亡くして独りで暮らすこと。やもめ暮らし。
安田の家では…未亡人まさが―していた」〈鴎外渋江抽斎

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

普及版 字通 「寡居」の読み・字形・画数・意味

【寡居】か(くわ)きよ

やもめぐらし。〔史記、外戚世家〕是の時、寡居す。當(まさ)に列侯に用ふべし。

字通「寡」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android