新訂 政治家人名事典 明治~昭和 「寺内 寿一」の解説
寺内 寿一
テラウチ ヒサイチ
- 肩書
- 陸相
- 生年月日
- 明治12年8月8日
- 出生地
- 東京
- 出身地
- 山口県
- 学歴
- 陸士(11期)〔明治32年〕 陸大〔明治42年〕卒
- 経歴
- オーストリア、ドイツに駐在後、大正8年伯爵。11年近衛師団長、昭和2年朝鮮軍参謀長、5年第5師団長、9年台湾軍司令官などを歴任し、10年大将・軍事参議官に昇進。11年広田内閣の陸相に就任。12年衆議院で軍部独裁化を非難した浜田国松代議士と“腹切り問答”を展開、同年内閣総辞職。7月勃発した日中戦争の全面化に伴い、北支那方面軍司令官となり、13年軍事参事官。16年太平洋戦争開戦後は南方軍総司令官として南方作戦全体を指揮、インパール作戦などを強行した。18年元帥となる。敗戦後シンガポールに抑留され、そのまま死去した。「元帥寺内寿一」(寺内寿一刊行会)がある。
- 没年月日
- 昭和21年6月12日
- 家族
- 父=寺内 正毅(陸軍元帥・首相)
出典 日外アソシエーツ「新訂 政治家人名事典 明治~昭和」(2003年刊)新訂 政治家人名事典 明治~昭和について 情報