寺島(読み)テラジマ

デジタル大辞泉 「寺島」の意味・読み・例文・類語

てらじま【寺島】

姓氏の一。
[補説]「寺島」姓の人物
寺島宗則てらじまむねのり
寺島良安てらじまりょうあん

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精選版 日本国語大辞典 「寺島」の意味・読み・例文・類語

てらじま【寺島】

東京都墨田区八広・東向島一帯の旧称。江戸時代は、風流人の別荘が多かった。

てらしま【寺島】

(「てらじま」とも) 姓氏の一つ。

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日本歴史地名大系 「寺島」の解説

寺島
てらしま

[現在地名]徳島市幸町さいわいちよう一―三丁目・寺島本町東てらしまほんちようひがし一―三丁目・寺島本町西てらしまほんちようにし一―二丁目・元町もとまち一―二丁目・藍場町あいばちよう一―二丁目

徳島城の南西、寺島に設けられた武家地。寺島は北の寺島川と南の新町しんまち川に囲まれた島で、同島中央部の町人地うち町、南東端の武家地塀裏へうらと東・北・西を占める武家地寺島からなっていた。内町は紙屋かみや町・八百屋やおや町・なか町・紀伊国きのくに町・とおり町・新シあたらし町・内魚うちうお町・西横にしよこ町を総称した町名で、徳島城下町建設時に設けられた伝統的町人地であった。地名の由来は古くは寺院が多数存在したことによるといわれる。天正一三年(一五八五)蜂須賀家政による城下町建設にあたって寺島にあった寺院は寺町に移された(阿波志)

武家地寺島の居住者は享保一七年(一七三二)の御家中屋敷坪数間数改御帳では四九人で、家老稲田・賀島両家を筆頭に中老・物頭・組士が大多数を占めた上級武家地であった。屋敷は大きく一軒あたりの平均は八一八坪余で、徳島城下では出来島できじま・徳島・福島ふくしまに次いで四番目の大きさであった。なお北東部の稲田・賀島両家の屋敷は、城のある徳島につながる寺島橋を守備するように橋の両脇に配置されていた。屋敷の規模は稲田家が三千三七五坪、賀島家は四千二二六坪ときわめて広大であった。文化九年(一八一二)島々丁名改目録では、寺島橋より通町一丁目に至る寺島橋通、寺島橋の両側に位置した稲田・賀島両家の前の通りである東浜ひがしはま、銀札場役所から出来島橋に至るほん丁、壱丁目小路・弐丁目小路・横町よこまち通、出来島橋から藍方役所、西船場にしせんば町を通り新町橋に至るはまノ丁、船場小路・曲りまがり小路がみえ、東浜と船場小路・曲り小路は当時新しく付けられた丁名であった。

寺島
てらしま

[現在地名]大島町 寺島

大島の南東にある島で、大浦よこ島・あか崎などがあり、呼子よぶこノ瀬戸の東向うは西彼杵半島正保国絵図では当島とみられる小島に「焼島」と記されるが、元禄国絵図では寺島とみえる。「大村郷村記」の黒瀬くろせ村の項に寺島がみえ、島内の大浦は入五町二〇間・浦口差渡し一町一〇間・深さ六尋で、北のかねヶ浦ともども家船泊の波戸が設けられた。寺島牧場は牧馬三〇ほどで、貞享二年(一六八五)の創設という。のち中断するが、宝永二年(一七〇五)に再興、享保四年(一七一九)まつ(現大瀬戸町)に移転、元文五年(一七四〇)再び当島に戻し、文化一四年(一八一七)に廃された。

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デジタル大辞泉プラス 「寺島」の解説

寺島〔長崎県佐世保市〕

長崎県、五島列島北部の宇久島南西に位置する神の浦漁港の西方約2.5キロメートルにある島。長崎県佐世保市に属する。面積約1.27平方キロメートル。島名は宇久島にある宇久氏菩提寺東光寺の寺領であったことにちなむとされる。島西端のノリ瀬に、県指定天然記念物の「寺島玉石甌穴」(ポットホール)がある。

寺島〔長崎県西海市〕

長崎県西海市の本土と大島の間に位置する島。面積約0.78平方キロメートル。大島大橋により本土と、寺島大橋により大島と結ばれている。かつては大村藩の馬の牧場として利用されていた。養殖漁業が盛ん。北部に磯釣り公園がある。

寺島〔熊本県〕

熊本県宇城市三角町、三角港の南東約1kmに位置する無人島。島の北東端に、明治期に設置された寺島灯台がある。

寺島〔香川県〕

香川県香川郡直島町、直島の北に位置する無人島。古くは採石場として利用された。

寺島〔石川県〕

石川県七尾市の七尾南湾内にある無人島。

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