ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「対偶婚」の意味・わかりやすい解説
対偶婚
たいぐうこん
the syndyasmian family
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…同時にモーガンは,親族名称が過去または現在の婚姻様式の直接の反映だと考え,原初の乱婚の状態から,異世代婚が禁止され,兄弟姉妹同世代婚が行われた社会がマレー型名称を持つとした。さらにトラニア・ガノワニア型はプナルア婚punaluan marriage(妻の姉妹・夫の兄弟との自由婚)や対偶婚syndyasmian marriage(複数の兄弟姉妹集団間の集団婚group marriage)と対応し,一夫多妻婚を経て単婚家族にいたると名称体系もアーリア・セム型になるという一線的進化の仮説を提示した。モーガンの進化図式はその後厳しい批判にさらされることになったが,親族名称の科学的研究の基礎を築いたことは高く評価されている。…
※「対偶婚」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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