導管(読み)ドウカン

デジタル大辞泉 「導管」の意味・読み・例文・類語

どう‐かん〔ダウクワン〕【導管/道管】

物、特に液体気体を、ある場所から他の場所へ送る管。
被子植物で、維管束木部の主要構成部分。根が吸収した水分を枝・葉に送るための組織で、円柱形または多角柱形の細胞が縦に連なったもの。境界の膜には穴があり、側面の膜は木質化している。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の導管の言及

【腺】より

…これに外分泌腺と内分泌腺とがある。
[外分泌腺と内分泌腺]
 腺組織がもとの被蓋上皮と導管によって連絡しており,腺細胞から出された分泌物が導管を通って被蓋上皮のほうへ向かうものを外分泌腺exocrine glandという。これに対して,腺組織ともとの被蓋上皮との間にまったく連絡がなくなり,腺細胞から出された分泌物が,そこに分布する血管やリンパ管に出ていくものを内分泌腺endocrine glandという。…

【道管】より

…導管とも書く。植物の維管束のうち木部を構成する主要素。…

※「導管」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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