小判形(読み)こばんなり

精選版 日本国語大辞典 「小判形」の意味・読み・例文・類語

こばん‐なり【小判形】

浮世草子新可笑記(1688)三「是をつくろふ迄に人のかよひを工夫仕出し小判(こバン)なりなる籠をくませ、四つ綱(なは)を付てもぢりふり」

こばん‐がた【小判形】

〘名〙 小判のような形。楕円形長円形。こばんなり。
雪国(1935‐47)〈川端康成〉「宿の主人は炉に金火箸を渡して、大きい小判型の饅頭を焼いてゐた」

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デジタル大辞泉 「小判形」の意味・読み・例文・類語

こばん‐なり【小判形】

こばんがた」に同じ。
「―の桶からざあと旦那の肩へ湯をあびせる」〈漱石吾輩は猫である

こばん‐がた【小判形】

小判のような形。楕円形。こばんなり。

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