小半時(読み)こはんとき

精選版 日本国語大辞典 「小半時」の意味・読み・例文・類語

こはん‐とき【小半時】

〘名〙 一時(いっとき)四分の一。半時二分の一。すなわち、現在のほぼ三〇分。こはんじ。
仮名草子・ぬれぼとけ(1671)下「とけいも〈略〉小半時までも時をうつなり」
※にごりえ(1895)〈樋口一葉〉六「紅ひの手巾かほに押当て其端を喰ひしめつつ物いはぬ事小半時(コハントキ)

こはん‐じ【小半時】

※信心録(ヒイデスの導師)(1592)一「ダイヂ ヨリモ ヒャク ロクジュウ ロク サウバイ ホド ヲウキナル タイ ナレドモ、イヅル トキ ワ、cofanji(コハンジ) ノ アイダ ニ シハウ ニ ミユル モノ ナリ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「小半時」の意味・読み・例文・類語

こ‐はんとき【小半時】

半時はんとき半分一時いっときの4分の1。現在の30分。「小半時もすれば来るだろう」
だいたい半時。現在の約1時間。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

青天の霹靂

《陸游「九月四日鶏未鳴起作」から。晴れ渡った空に突然起こる雷の意》急に起きる変動・大事件。また、突然うけた衝撃。[補説]「晴天の霹靂」と書くのは誤り。[類語]突発的・発作的・反射的・突然・ひょっこり・...

青天の霹靂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android