精選版 日本国語大辞典 「小品」の意味・読み・例文・類語
しょう‐ひん セウ‥【小品】
〘名〙
① 小さい品物。
※一年有半(1901)〈中江兆民〉二「和歌僅々三十一字、是れ世界文章中小品の又小品也」
③ 「しょうひんぶん(小品文)①」の略。〔世説新語‐文学〕
④ 「しょうひんぶん(小品文)②」の略。
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…19世紀に入ってバルザックの《コント・ドロラティク(風流滑稽譚(こつけいたん))》やフローベールの《トロア・コント(三つの物語)》などが生まれたが,とりわけモーパッサンがこの形式を愛用した。日本では掌編小説,小品とも訳され,風流を取りこんだ日常観察の断片や,気のきいた風刺や諧謔(かいぎやく)味のある短編をさす。江戸小咄などの楽しい語りの伝統を受け継いだ近代的な文学ジャンルといえる。…
※「小品」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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