小官(読み)しょうかん

精選版 日本国語大辞典 「小官」の意味・読み・例文・類語

しょう‐かん セウクヮン【小官】

〘名〙
地位の低い官吏微官
史記抄(1477)一一「執鞭之士の、いかなるいやしい馬のさきに鞭を執てはしるほどの小官なりとも求めてせうず」 〔孟子‐公孫丑・上〕
② 官吏が自分をへりくだっていう語。
※落語・龍の都(1899)〈三代目春風亭小柳枝〉「小官(セウクヮン)大命を奉じ、彼(か)の地に到らんは身に余りたる光栄にて候ふ

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デジタル大辞泉 「小官」の意味・読み・例文・類語

しょう‐かん〔セウクワン〕【小官】

[名]地位の低い官吏。微官。⇔大官
[代]一人称人代名詞。官吏が自分を謙遜していう語。「小官の不徳の致すところ」
[類語]属吏下僚属僚属官小吏下役俗吏小役人

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普及版 字通 「小官」の読み・字形・画数・意味

【小官】しようかん

小役人。

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