小序(読み)しょうじょ

精選版 日本国語大辞典 「小序」の意味・読み・例文・類語

しょう‐じょ セウ‥【小序】

〘名〙
① 短い序文。簡単なはしがき
菅家文草(900頃)五・三月三日同賦花時天似酔「蓋志之所之、謹上小序云尒」
※文芸類纂(1878)〈榊原芳野編〉三「是前に挙たる消息にして、小序に非らず」
② 「詩経」の毎編のはじめにおかれた詩編の意を明らかにした小文。関雎編のはじめにおかれた全体の序を大序という。
※詩経示蒙句解(1718)国風一「小序(セウジョ)に此詩を后妃の本なりといへるなり」 〔文体明弁小序〕

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デジタル大辞泉 「小序」の意味・読み・例文・類語

しょう‐じょ〔セウ‐〕【小序】

短い序文。短い前書き。
詩経の各編のはじめにおかれた小文。
[類語]序文はしがき自序前書き序言緒言序章前付け前置き前文プロローグ序詞序説序論緒論巻頭言イントロダクション

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