小斂(読み)しょうれん

精選版 日本国語大辞典 「小斂」の意味・読み・例文・類語

しょう‐れん セウ‥【小斂】

〘名〙 古代中国で、死去翌日死者衣服を着せて棺(ひつぎ)に納める儀式
※水土解弁(1700頃)葬法之弁「儒法の大歛小歛(せうレン)の法にもあらず。白きものを用ふる事は似たり」 〔春秋左伝‐隠公元年〕

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普及版 字通 「小斂」の読み・字形・画数・意味

【小斂】しようれん

死の翌日葬衣をきせる。

字通「小」の項目を見る

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世界大百科事典(旧版)内の小斂の言及

【葬制】より

…庭には,遺牌を作る前に神を依らせるものである〈重(ちよう)〉が立ててあるが,その上に銘を載せる。亡くなった翌日,死体を整え衣衾を加える〈小斂(しようれん)〉という礼を行い,小斂の翌日には,部屋の場所をかえて同じようなことをする〈大斂〉を行い,その後,納棺し殯宮に安置する〈殯(ひん)〉が行われる。小斂から殯までの期間は,死者との関係によって定められた厳しい服装規定に従い,またたびたび悲しみを表す舞踏が行われる。…

※「小斂」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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