小松殿(読み)コマツドノ

デジタル大辞泉 「小松殿」の意味・読み・例文・類語

こまつ‐どの【小松殿】

京都大炊門おおいもんの北にあった光孝天皇の生誕所。
京都の八条の北、堀川の西にあった平重盛邸宅
平重盛通称小松内府

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「小松殿」の意味・読み・例文・類語

こまつ‐どの【小松殿】

[一] 京都大内裏の東、大炊御門大路の北側にあった光孝天皇の降誕所。〔二中歴(1444‐48頃か)〕
[二] 藤原頼道の別邸宇治殿の一部。
愚管抄(1220)四「うぢには又入道殿は小松殿といふ所におはしけるが」
[三] 現在の東山区上馬場の小松谷少林寺の地にあった平重盛邸。
平家(13C前)二「おとどはかやうにの給ひて、小松殿へぞ帰られける」
[四] ((三)から) 平重盛の尊称
※平家(13C前)一「小松殿『なにによってか只今さる事あるべき』としづめられけれども」

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