小林久雄(読み)こばやし ひさお

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「小林久雄」の解説

小林久雄 こばやし-ひさお

1895-1961 大正-昭和時代の考古学研究家。
明治28年6月4日生まれ。熊本県城南町の内科医。昭和5年肥後考古学会結成にくわわり,34年会長。おおくの研究者を育成し,あつめた資料は小林コレクションとして活用されている。30-34年城南町長。遺稿に「九州縄文土器の研究」。昭和36年8月26日死去。66歳。熊本県出身。熊本医専(現熊本大)卒。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の小林久雄の言及

【御領貝塚】より

…ほとんどがヤマトシジミで占められる(98%以上)奥湾性貝塚で,貝層が北側台地上を覆う広大な貝塚であったらしいが,現在は台地上の神社付近と,台地北側崖線付近に残存するにすぎない。古くから知られ,鳥居竜蔵,小林久雄らによって調査され,隣接の阿高貝塚とともに,九州縄文土器編年の基本となった。1951年金関丈夫,坪井清足らによって発掘調査が行われ,貝層中より後期御領式土器,貝層下より西平式土器が出土した。…

※「小林久雄」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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