小柳・古柳(読み)こやなぎ

精選版 日本国語大辞典 「小柳・古柳」の意味・読み・例文・類語

こ‐やなぎ【小柳・古柳】

〘名〙
① 平安末期に行なわれた雑芸の一つ。朗詠に近い節付けで、歌詞催馬楽(さいばら)、または風俗歌に類したもの。小柳節
梁塵秘抄(1179頃)一「古柳 卅四首 春 五首 そよや 小柳によな 下がり藤の花やな 咲き匂ゑけれ」
小柳繻子(しゅす)、また、それでつくった帯。
※雑俳・柳多留‐七二(1820)「たをやかな腰に小柳〆て居る」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android