精選版 日本国語大辞典 「小梅」の意味・読み・例文・類語
こ‐うめ【小梅】
〘名〙
① ウメの栽培品種。早生種で深緑色でしなやかな小枝を多く分岐する。花は白く径約二センチメートルで香気があり単弁。果実は多数枝に群がりつき、径八~一〇ミリメートルになり黄熟する。梅干や粕漬にされるほか、大晦日や節分の福茶や、黒豆とともに正月の食積(くいつみ)に用いられる。漢名、消梅。甲州梅。信濃梅。《季・夏》
▼こうめの花《季・春》
※俳諧・誹諧発句帳(1633)夏「をのかてにつはりてくはんこ梅哉〈親直〉」
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