改訂新版 世界大百科事典 「小沼正」の意味・わかりやすい解説
小沼正 (おぬましょう)
生没年:1911-78(明治44-昭和53)
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
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…井上日召を盟主とする一団によるファッショ的〈国家改造〉をめざすテロ事件。1932年2月9日,前大蔵大臣井上準之助が,3月5日には三井合名理事長団琢磨が,それぞれ小沼正,菱沼五郎によってピストルで射殺され,犯人逮捕から,政財界要人20余人の暗殺計画が明らかになった。この血盟団の首謀者井上日召は,1920年代後半,支配階級の腐敗,農村の窮乏,社会主義思想の影響の広がりに危機感を抱き,1928年以後,茨城県磯浜(現,大洗町)の立正護国堂にこもり,〈国家改造〉への決意を固め,付近の小学校教員,農村青年を同志に獲得。…
※「小沼正」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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