小清水(読み)コシミズ

デジタル大辞泉 「小清水」の意味・読み・例文・類語

こしみず〔こしみづ〕【小清水】

北海道東部、斜里郡地名オホーツク海に面する。西部濤沸とうふつには原生花園がある。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「小清水」の意味・読み・例文・類語

こしみず こしみづ【小清水】

摂津国の地名。現在の兵庫県西宮市越水町にあたる。古くは西国街道要地で、戦国時代には越水城があった。
太平記(14C後)一五「互に兵を進めて、小清水(コシミヅ)の辺に羽向合ふ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

改訂新版 世界大百科事典 「小清水」の意味・わかりやすい解説

小清水[町] (こしみず)

北海道東部,網走支庁斜里郡の町。人口5358(2010)。屈斜路カルデラ外輪山に属する藻琴山の北斜面を占め,北はオホーツク海に面する。海岸砂丘上をJR釧網本線,国道244号線が走っている。地名は中心市街付近を流れる止別(やむべつ)川の支流のアイヌ語名〈ポンヤム・ペッ(小さな冷たい川)〉を小清水と意訳したものという説がある。1901年馬の牧場経営が行われて以降,農牧業の定着が見られた。現在も産業の中心は農業で,寒冷地畑作が行われ,ジャガイモ,テンサイが作付面積の大半を占める。最近は酪農,養豚も伸びている。小清水原生花園として知られるオホーツク海と濤沸(とうふつ)湖の間の砂丘は網走国定公園内の重要な観光地で,濤沸湖オオハクチョウの飛来地として有名である。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android